【安仁屋宗八の目】投手と野手強い信頼関係でつかんだ連覇

 マジックを「6」とした9月9日の中日戦。救援で勝利投手になった九里が試合後、こんなコメントを残した。野手の失策絡みで1点を失ったのだが、この場面について「(失策を)カバーできるような投手になっていかないといけない」と話したのだ。

 また、同7日の阪神戦でもこんなことがあった。四回1死満塁のピンチで、自身の送球ミスから併殺を取れなかった西川が、直後の打席で適時打を放ち、ミスを取り返した。いずれも今季のカープを象徴するような出来事だったと思う。投手陣と野手陣が助け合いながら勝利を重ね、強い信頼関係が築かれていったシーズンだった。

 ベンチの采配もよく当たった。例えば先発オーダーも日替わりのように目まぐるしく変わったが、起用された選手がいずれも結果を残した。監督、コーチが選手としっかりとコミュニケーションを取れているからこそ、選手の性格や調子を十分に把握し、状況に応じた的確な起用法ができたのだ。文字通りチーム一丸となって手にしたリーグ連覇だ。

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