CSローテ4番手は大瀬良か、中村祐か 激投サバイバル

 入念にキャッチボールする大瀬良(撮影・吉澤敬太)
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 37年ぶりのリーグ連覇を果たした広島では、CSでの先発ローテ4、5番手を懸けたし烈な争いが始まる。19日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加した畝龍実投手コーチ(53)はCSの先発投手について「今から強いところを見せてくれるかどうか」とチーム内競争を促した。残り7試合のサバイバルレースを制した最強の布陣で短期決戦に臨む。

 いつまでも連覇の余韻に浸ってはいられない。2度目の歓喜の瞬間へ導くため、先発投手陣内で激しい争いが始まろうとしている。10月18日から行われるCSファイナルS。畝投手コーチは短期決戦でのローテについて言及した。

 「これから強いところを見せてくれるかどうかが大事。2桁勝利が懸かる投手もいるけれど、10勝よりチャンスをつかみとる登板にしてくれたらいい」と今後の登板で見極めていく考えを示した。

 1勝のアドバンテージがあるCSファイナルSは最大6試合。中5で計算すれば先発は5人で回すことが予想される。現状ではジョンソン、野村、薮田が濃厚。残る2枠の争いになりそうだ。

 残り7試合で順次、先発の機会が与えられる見込みだ。そのうち4試合の相手はCSファイナルSで対戦する可能性がある阪神、DeNA、巨人。緒方監督は「CSに向けて最後の戦いになる」と重要性を説いた。

 21日・阪神戦(マツダ)に先発予定の大瀬良はこの日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやブルペンでの投球練習で調整した。ルーキーイヤーの14年以来となる2桁勝利まであと1勝。「ここまできたら、勝ちたいという気持ちもある」と意気込んだ。

 昨季の短期決戦では、中継ぎとしてベンチ入りした。今年こそローテの一角を担いたい。「先発としてやってきているので、(ローテに)入りたい。まずは次の登板で結果を残すことが大切」。残り少ない登板機会を最大限に生かす。

 続いて、22日・巨人戦は中村祐の先発が見込まれる。前回13日・DeNA戦では3回3失点で降板。「CSに向けてのアピールのチャンス。投げられるようにやるしかない」と背水の陣の覚悟でマウンドに上がる。

 他にも、成績不振で出場選手登録が抹消された岡田も候補の一人だ。「まずは2軍で結果を残せるように頑張ります」と短期決戦に向けての巻き返しを狙っている。CSを突破し、33年ぶりとなる日本一奪還へ。最高の戦力を整え、決戦に備える。

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