野村、広陵後輩ドラ1中村に金言 「1年目からやってやろうという気持ち大事」

 広島・野村祐輔投手(28)ら14選手が16日、大分県由布市内で湯布院リハビリキャンプをスタートさせた。投手キャプテンの野村は母校の後輩でドラフト1位の中村奨成捕手(18)=広陵=へ“金言”を授け、プロの世界でのサポートを約束した。

 湯布院の温泉につかり、ポカポカになった野村が言葉に熱を込めた。ドラフト1位・中村がプロの世界に早く慣れるためには?そう問われると、自身の経験を踏まえて、こんな金言を授けた。

 「やってやろうという気持ちがあれば自然とそういう行動になる。ゆっくりする暇はない。18歳でも一緒。1年目からやってやろうという気持ちが大事」

 高卒1年目のシーズンは体作りから…。そうした事情はもちろん理解しつつ、ルーキーイヤーからプロの世界で戦う気概を求めた。自身は大卒1年目に9勝、防御率・1・98で新人王を獲得。昨季は最多勝、今季は先発の大黒柱として、投手キャプテンを務めた。プロの厳しさを知るからこそ、かわいい後輩へ、優しいエールだけにとどまらなかった。

 先輩としてサポートは惜しまない。毎年末に広陵グラウンドで開催される「広陵会」であいさつを受け、すでに顔見知り。「テレビでも見ていた。1年生からマスクをかぶることはないので」。今夏の甲子園の活躍ぶりもチェックし、成長を見守ってきた。

 自身もさらなるレベルアップを目指す。今季は主に週の頭の先発を任され「満足はしていないですが、こういう立場になって昨年より成長できた」。自覚にあふれる先発の大黒柱が言葉と背中で後輩へ手本を示していく。

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