松山 正真正銘の4番へ もう“代役”じゃない! 誠也・新井・エルドに負けん

 大分県由布市内でリハビリキャンプに参加中の広島・松山竜平外野手(32)が18日、2年連続4番奪取に意欲を示した。今季は負傷離脱した鈴木に代わり、8月下旬から4番に座って大爆発。一方、CSでは不振で力不足も痛感した。来季は鈴木、新井、エルドレッドらとの争いを勝ち抜き、正真正銘の4番打者襲名を目指す。

 もう「代役」とは言わせない。シーズン終盤から4番に座り続けた松山が来季の主砲争いに堂々と名乗り出た。「誠也(鈴木)も(ケガを)治して戻ってくるし、新井さんもエルドレッドもいる。この4人でしっかり争って(力を)出せるようにやっていきたい」と力を込めた。

 今季は8月に鈴木が離脱してから4番を任され、勝負強い打撃でリーグ連覇に突き進むチームを支えた。9、10月は20試合の出場で打率・408、5本塁打、23打点をマーク。プロ10年目で初の月間MVPに輝いた。

 しかし、ポストシーズンでは想定外の沈黙。DeNAとのCSファイナルS5試合で15打数3安打、打率・200。本塁打、打点はともに0に終わった。初戦から4番に入っていたが、第3戦はバティスタ、第5戦は新井に明け渡した。

 「クライマックスは何もできなかった。そういうところで結果を出せるように確実性を鍛えていかないと。その悔しさは忘れてはいけない。しっかり来年につなげていきたい」

 チームを日本シリーズに導けず、4番としての責任を痛感した。「チームの中心」とその醍醐味(だいごみ)も実感した。「しっかり143試合に出て、規定打席をクリアできるようにしたい」。真の4番打者へ、鯉のアンパンマンは燃えている。

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