丸、MVP打法でV3&日本一 「昨年の自分超え」宣言!さらに磨く

 広島・丸佳浩外野手(28)が12日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で始動し、自主トレを公開した。昨季は不動の3番としてチームを引っ張り、自身初のリーグMVPを獲得。今季もキャリアハイの成績を残し、リーグ3連覇、日本一、そして本拠地・マツダスタジアムでの初の胴上げを実現する。

 年末年始を地元千葉で過ごした丸がついに始動した。リーグ3連覇とマツダスタジアムで初の胴上げを目指す1年の幕開け。ウオーミングアップで体を温めると、マシン相手に早速バットを振った。

 「いよいよ始まるというワクワク感と、どうなんだろうという不安の気持ちがある。いい意味で練習で高めていければいい。2月1日に全力でプレーできるように持っていく」

 昨季は全143試合に出場し、打率・308、23本塁打、92打点。ベストナインとゴールデングラブを同時受賞し、初のリーグMVPを獲得した。他球団からマークされる存在となる今季。キャンプインまでの約20日間は「筋力の底上げがメイン」。昨年までオフ期間に打撃を見つめ直したこともあったが、「今年はガラッとフォームを変えることはない」と話す。「この(自主トレの)期間と、キャンプで打撃コーチと話し合って、いいものを探していきたい」。シーズンMVPに輝いた打撃にさらに磨きをかける。

 見据えるのはリーグ3連覇と日本一だけ。数字の目標は口にせず「ある程度、攻撃でも守備でも大事なポジションになる」と主力の自覚を示す。「昨年と同様、すべての面でいい数字を残せるように頑張ります」。今季はキャリアハイの数字を追い求めていく。

 新年の誓いも原動力だ。松田オーナーへの年賀状に「マツダでビールかけがしたい」としたためた。昨季は甲子園、一昨年は東京ドーム、歓喜の瞬間はいずれも敵地で迎えた。「ぜいたくなことですけどやるからにはベストな目標にしたかった」。今年こそ地元のファンと喜びを分かち合うつもりだ。

 過去、セ・リーグでリーグ3連覇を成し遂げた球団は巨人のみ。球団史上初の快挙を実現するため、丸は「能力的に個人が昨年と一緒なら難しい。昨年の自分を超えられるようにやっていかないといけない。自分自身が結果を出した中で、チームにいい影響を与えられるようにしたい」と、リーダーの責任も背負う。地元千葉ではリーグMVPに、たくさんの「おめでとう」の声をもらった。セ・リーグの顔が、カープを黄金期へ導く。

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