広島ドラ1中村奨、先輩に負けたくない!でも…「サインが欲しくなった」

 広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18)=広陵=が15日、合同自主トレ初日に初めて坂倉と並んでフリー打撃を行った。ライバルとなる先輩捕手の力強い打撃に驚きながら、切磋琢磨(せっさたくま)して成長していくことを誓った。

 ライバルの鋭いスイングと打球の質に、自らの現在地を知った。フリー打撃で初めて坂倉と“共演”。中村奨は「横で打たれていて打球に力強さがあった。追い付けていない」と自己分析し、さらなる鍛錬が必要だと再認識した。

 1学年上の先輩捕手は打撃投手のどんな球も同じスイングではじき返した。一方の中村奨は差し込まれたり、フォームを崩されたりする場面があった。合同自主トレ初日独特の緊張感もあり、本来の打撃ができなかった。

 松田オーナーは「坂倉と中村奨がいれば、(今後)15年は捕手は心配しなくていい」と期待する。中村奨もライバルの存在を力に変え、切磋琢磨していく構えだ。近い将来に争う正捕手の座は1つ。「近くにいるのがモチベーションになる。坂倉さんには負けたくない」と力を込めた。

 この日、初めて先輩たちと汗を流した。カープファンだった自身にとって、憧れの存在ばかり。「丸さんや西川さんのサインが欲しくなってしまって…」と、18歳の初々しさもにじませた。

 春季キャンプは約2週間後に始まる。生きた球を数多く打ち、打撃状態を高めていく構えだ。「まずは自分のスイングができるようにしていきたい」。目下の目標である坂倉を意識しながら、バットを振る。

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