中村祐 リベンジ快投誓う 11年バリントン以来の開幕4戦4勝じゃ

 広島は7日、マツダスタジアムで投手指名練習を行った。8日のDeNA戦(マツダ)に先発する中村祐太投手(22)は、ブルペンで投球練習をするなど最後の調整を行った。開幕から3戦3勝中と安定感が光る。11年のバリントン以来となる開幕4戦4勝を目指し、マウンドに上がる。

 リベンジに燃えている。DeNAとの前回対戦(4月24日・横浜)では、九回に2連続四球を与えた直後に緒方監督がベンチを立った。プロ初となる完投目前での交代劇。中村祐は白星こそ手にしたものの、悔しさが残った。再戦を前に「自分の力を100パーセント出したい」と闘志を燃やした。

 昨季は初登板から4試合で3勝。その後は4試合勝ち星がなく、4勝目を手にするまで2カ月以上を要した。「最初にポンポンと勝って気の緩みがあったのかもしれない」。首脳陣から確固たる信頼を得るのは道半ば。「去年とは違う自分を見せられるような投球をしたい」と意気込んだ。

 週頭の火曜日を任されている。中継ぎ陣の負担を軽減するためにも、長い回を投げ抜くことを自らに課す。1日の巨人戦では二回までに3失点。不安定な立ち上がりに球数がかさみ6回で交代した。試合への入り方は、その後を左右するだけに初回の投球に細心の注意を払っていく。

 この日はブルペンで約30球投げた。球威、制球とも状態は上々だ。「まだ早いけどDeNAとはCSで対戦する可能性がある。嫌なイメージを与えられれば」。開幕から4戦4勝となれば、球団では11年のバリントン以来。白星をもぎとる。

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