岡田6失点炎上 コイ投総崩れ…阪神3連戦計28失点

 「広島3-13阪神」(6日、マツダスタジアム)

 小さく声を絞り出すのがやっとだった。20安打を浴び13失点。そのきっかけとなったのが5回11安打6失点でKOされた広島・岡田明丈投手(24)だった。ベンチ裏の通路で「すいません」。大敗の責任を背負い込み、ロッカーへ歩を進めた。

 0-1の五回だ。糸原の二塁内野安打から走者を背負うと、1死から6者連続安打などで一挙5点を失った。四回には3連続四球。制球が定まらず直球とスライダーに頼らざるを得なくなった配球を狙い打ちされた。

 負の流れは、この日出場選手登録された2投手にも連鎖した。六回から登板した飯田は、2本塁打を被弾するなどして2回5安打4失点。さらに八回からを任された藤井皓も2回4安打3失点した。

 1勝2敗と負け越した阪神3連戦は投手陣が崩壊した。3試合で重ねた失点は28だ。畝投手コーチも試合後は厳しい表情を崩さなかった。

 球団史上初のリーグ3連覇は目前。だが、その先のCSへ向け先発陣は不安が募る。前日5日は九里が5回4安打5失点でKO。開幕投手を務めた野村も苦しんでいる。

 大瀬良、ジョンソン以外の先発は今季、防御率が4点台と不安定さが目立つ。短期決戦を確実に勝ち上がるためにも再整備が急がれる。

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