メヒア&バティスタ、脅威のタッグ!あるぞ同時スタメン
広島のアレハンドロ・メヒア内野手(25)とサビエル・バティスタ外野手(26)が、30日の日本シリーズ3戦目にそろってスタメン出場する可能性が29日、浮上した。ソフトバンク先発はキューバ出身の左腕ミランダ。ドミニカンが自慢のパワーで左腕を打ち崩す。
午後7時47分、ドミニカ勢が福岡市内のホテルに姿を見せた。大舞台でのそろい踏みへ気合十分。メヒアとバティスタは「もちろん活躍したい」と声をそろえ、腕まくりした。
メヒア「日本シリーズの雰囲気に慣れた。2人で出たらものすごくいいコンビになる。球場が狭いから一発の可能性は高いね」
バティスタ「活躍の自信はある。チャンスをもらったらつかみたい。早く決めたいね」
シリーズ3戦目の相手先発はミランダ。ビジターでは指名打者制が採用され、オーダーの選択肢が広がる。そこで浮上したのが、「メヒバティ」の同時スタメン起用だ。高ヘッドコーチは「バティスタは状態がいいし、使ってみたい。2人を並べたら迫力があるよね」と声を弾ませた。
ミランダは対右打者被打率・118に対して、左打者被打率・262。左腕ながら左打者を苦手とする傾向がある。それでも高コーチは「打っているのは(西武)秋山とかいい左バッターだからね」と問題にしなかった。
頼もしいデータもある。メヒアは2軍戦でミランダから本塁打を記録。ここ2試合ベンチから外れているバティスタもソフトバンクとの今季交流戦で打率・429、1本塁打、3打点。2人がスタメンに並べば相手にとって脅威となるはずだ。
決戦前夜、フランスア、クレート通訳と4人で決起集会を開催した。生ものが苦手のバティスタは「すしを食べようか」とニヤリ。絆を深めたドミニカンに大暴れの予感だ。