カープ山口“アドゥワの道”続くぞ 秋季Cアピール→1軍C→1軍定着

 広島は10日、秋季キャンプ(11日~)のため参加メンバーが宮崎県日南市に入った。今年のテーマも戦力の底上げだ。昨年はアドゥワがアピールに成功し、今春の1軍キャンプ切符をゲット。そのまま1軍に残りリーグ3連覇に貢献した。今秋、ルーキーでの参加となった山口翔投手(19)もアドゥワに続くと、鼻息は荒い。

 鍛錬の秋は、来年の1軍春季キャンプメンバーの選考も兼ねている。12人が参加する投手陣の最年長は26歳の薮田だ。大半が若鯉。ルーキーの山口は結果を残し1軍切符をつかみ取る決意だ。

 「気合十分で日南にやってきた。今までやってきたことを、この場所でも出したい。真っすぐが持ち味なので、それを見てもらいたいです」

 “アドゥワロード”を目指す。リーグを3連覇した今季は、昨秋キャンプで評価を上げたアドゥワがブルペンを支えた。今年のドラフトで即戦力投手はドラフト2位の島内(九州共立大)のみ。来季へ向け現有戦力の底上げが不可欠になる。

 山口は8月まで強化指定選手。先を見据え、基礎体力の強化やフォーム固めを行った。その後はウエスタンでは5試合に登板。粗削りながら、しなやかな腕の振りから放たれる球は威力十分だ。

 首脳陣はフィールディングを含めた総合力も厳しく見ていく構え。さらに1クールごとに一度、行う実戦形式の練習で投球をチェックする。佐々岡投手コーチは「緊張感がある中で良いものを見せてほしい」と期待した。

 激しいチーム内競争が選手層を厚くしていく。「来春は1軍キャンプに行きたい」。山口は前を見据えて力を込めた。

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