若鯉12投手へ、佐々岡投手コーチ猛ゲキ 春季1軍キャンプかけ、シート打撃でテスト

 「広島秋季キャンプ」(14日、日南)

 広島の佐々岡真司投手コーチ(51)が14日、若手投手に猛アピールを求めた。この日で秋季キャンプ第1クールが終了。休日を挟んで始まる第2クール中の18日には、今キャンプ2度目のシート打撃が予定されている。これが来春1軍キャンプメンバー入りをかけた最後の関門。参加している全12人の若鯉に好投を期待した。

 抜けるような青空の下、佐々岡投手コーチが力を込めた。「この中で何人が1軍に残れるか。次がラストチャンスだ」。若鯉にとって18日に予定されているシート打撃のデキが、来春1軍キャンプに帯同できるかどうかの判断材料になる。

 来春1軍キャンプの投手メンバーは20人前後。大瀬良や中崎などの実績組を除くと、枠は限られてくる。「今いるメンバーはフラットな競争をしている」。12人の若鯉には、内容と結果が求められている。

 13日のシート打撃で3人で終えたのは、薮田とアドゥワだけだった。安打や四球を与えた投手が多かったが、評価を上げたのは加藤だ。「力強い球を投げていた。今日のブルペンでも良かった。普段の練習から変わってきている」と話した。

 同コーチが求めるのは投球だけではない。ゴロ捕球やけん制などの総合力。先の日本シリーズでは、フィールディングが良ければ失点を防げた場面があった。それだけに今キャンプでは、初日から投内連係と守備練習を日課としてきた。

 3連覇した今季のチーム防御率は、リーグ3位の4・12。「アピールをしてチャンスをつかんでほしい」。加藤、床田、薮田、長井…。若手投手が台頭し、チーム内競争が激しくなればなるほど、個々のレベルも上がっていく。

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