誠也、聖夜に誓った!チームの大黒柱になる 初の大台突破1・6億円

 広島・鈴木誠也外野手(24)が24日、広島市内の球団事務所でチームの大トリとして契約更改交渉に臨み、7000万増の1億6000万円でサインした。来季からは新井貴浩氏が抜け、丸佳浩もいなくなるが、初の大台突破を果たした若き主砲がチームの大黒柱になる決意を表明。走攻守すべてでチームのために躍動し、リーグ4連覇、そして悲願の日本一に導く。

 チームの核としての自覚を言葉の端々ににじませた。7000万増の1億6000万円で更改。来季プロ7年目シーズンを迎える鈴木は初の大台を突破し、「求められるものも高くなる。それは間違いないので、それ以上のことをやるのは大前提」と言い切った。約1時間15分の交渉では主にチームの話をしたといい、その思いものぞかせた。

 「丸さんと新井さんが抜けるのもあるので、試合に出させてもらってる以上自分のことだけではダメだと思う。しっかり新井さん、黒田さんにいいものを残してもらったので、なくしてはいけない」

 一丸となって戦う-。特に新井氏はチームを“家族”と表現するなど、和を重んじてきた。「若い選手に教えるのもそうだけど、下に伝えていかないといけない立場になってきている」。今季もチームのためにという思いで常に試合に臨み「そう思いながらやれたのが成長」と振り返る。来季はリーグ4連覇のために、より一層その考えを持って戦う。

 4番としての責任感もある。今季は打率・320、30本塁打、94打点を記録。来季は3番を担っていた丸が移籍したことでマークが一層厳しくなるのを理解した上で、役割を果たす覚悟だ。

 「チャンスに強い打者、ここで決めてほしい時に打つのが4番。今年以上に苦しい場面が増えると思うので、そこでできるのが4番だと思う」

 これまで未到達の100打点に対しても、「自分が稼げば稼ぐほどチームの勝ちにつながると思う。打点は目安としてどんどん意識してやっていきたい」と意気込んだ。

 足、守備でも魅せていく。昨年8月の右くるぶし骨折の影響もあり、今季は4盗塁。ただ11月には手術箇所である右足関節の抜釘手術も行ったことで、来年は万全のシーズンを見据える。「盗塁したい時にできなかった悔しい思いがあった。打つだけの選手ではダメだし、走れればいい」とし、「沸かせられるプレーを守備でもしたい」と力を込めた。

 「自分の結果が良くてもチームがBクラスだったらそれは全然うれしくない。優勝できればいい」。リーグ4連覇、日本一へチームの勝利を第一に、熱く駆け抜けるシーズンとする。

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