ローレンス、まるでバリントン!フォームそっくり強気投球で先発メンバー名乗り

 「広島春季キャンプ」(5日、日南)

 広島の新外国人ケーシー・ローレンス投手(31)がフリー打撃に初登板した。堂林に対して29球投げ、ボール球は14球あったが、安打性は4本に抑えた。投球フォームは広島で2011年から14年まで活躍したブライアン・バリントン投手にそっくり。「一蘭」のラーメンが好きという新助っ人右腕が先発争いに食い込みそうだ。

 新助っ人ローレンスが上々のデビューだ。持ち球の直球、ツーシーム、スライダーを武器に強気な投球を展開。堂林のバットをへし折る場面もあり、「インサイドで詰まらせてゴロを打たせることが自分の投球。追い込めば三振も狙うよ」と納得顔を浮かべた。

 新助っ人の登場に他球団007は敏感の反応した。阪神・太田スコアラーが「打ちにくそう」と顔をしかめると、中日・鈴木スコアラーは「打たせて取るタイプ。テクニックもある。バリントンみたいですね」とかつて広島で活躍した懐かしの助っ人になぞらえた。

 似ているのは投球フォームだけではない。この日の昼食は日南で人気で、バリントンが愛した「直ちゃんラーメン」。ローレンスも「僕が好きな“一蘭”のラーメンに近くておいしかったよ」と笑みが絶えなかった。

 この日は通常のノーワインドアップに加えて、左足を素早く動かしてリズムを変える投球を何度か試みた。昨冬の契約後に球団から送られてきた試合映像を見て日本人打者の対策を練ったといい、「日本には足を高く上げる打者が多い。打者のバランスを崩せたらいいと思ったんだ」と研究熱心な一面ものぞかせた。

 バリントンは来日1年目に13勝をマーク。ついにベールを脱いだ新助っ人が「本家」のような活躍を見せれば、先発投手陣はさらに厚みを増してくる。

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