【ドラ2島内×横山氏、特別対談1】島内よ、菅野になれ!武器は真っすぐのキレ

 広島のドラフト2位・島内颯太郎投手(22)=九州共立大=とカープOBでデイリースポーツ評論家の横山竜士氏(42)が、春季キャンプ特別対談を行った。島内はここまでのキャンプを振り返り、横山氏からプロで長く活躍するための助言を授かった。ルーキーの目標は開幕1軍。横山氏からは「菅野になれ!」とエールを送られた。

  ◇   ◇

 横山「ここまでのキャンプはどう?」

 島内「すごく緊張感ある中で練習ができています。体は疲れて…、バリバリです」

 横山「投げるのがしんどい?トレーニングがしんどい?」

 島内「今はトレーニングです。投げるのはそんなにしんどくないですけど…」

 横山「走るのは好きじゃないんだ」

 島内「好きじゃないです(苦笑)」

 横山「オレもあまり好きじゃなかったよ(笑)。大学の先輩の大瀬良からアドバイスは聞いてる?」

 島内「はい。大瀬良さんと比べるのはおかしいんですけど…、第1クールで初日から3日間ブルペンに入って、『真っすぐしか投げていないんです』と話したら、大瀬良さんも『まだ座らせてないから』と。ケガが一番怖いからと」

 横山「焦るなということやね。1軍投手と並んで投げるブルペンはどう感じる?」

 島内「やっぱり今まで見たことがないような真っすぐで。みんなをそう思うので、投げる前は少し不安になりますけど…、自分のピッチングをしようと思っています」

 横山「そういう時に力を入れたり、飛ばしすぎると故障につながるからね。周りに流されないように、自分のペースでやっていくことが大事やね。セールスポイントは?」

 島内「自分は真っすぐのキレだと思ってるんですけど…」

 横山「思ってるんですけど?」

 島内「思ってるんですけど…、ちょっとこの期間で周りで投げている投手の球を見るとセールスポイントと言っていいのか…」

 横山「だけど焦らず。先輩の大瀬良でも新人王は取ったけど、ここまでなるのに時間がかかったしね。大瀬良の言うことを聞いたら間違いないと思う。春はケガが怖い。休日が決まっているわけだから、考えながらうまく回復できるようにして。自分のペースを作っていくといいキャンプが送れると思うよ」

 -島内投手のブルペン投球を見たが。

 横山「気になるのは下半身の使い方。ちょっと正面に向くのが早いというか、踏み出す膝がキャッチャー側に向くのが早いような気がしたけどね。動く力も大事だけど、しっかり体を止めて腕を振ることが大事。膝が開くと、止まるという形が作れなくなるから。その辺はピッチングコーチと相談しながら、おいおいやっていけばいいんじゃないかな。ところで(巨人)菅野に似てるよね。言われたことない?」

 島内「あります。大学の同級生に言われてました(笑)」

 横山「じゃあもうあそこを目指してね。投球も似てくるようになるといいね」

 島内「はい、がんばります!」

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