ドラ1小園1号!高卒新人では大谷以来の快挙 “メヒアポーズ”も決めた

 「オープン戦、西武4-10広島」(3日、長崎県営野球場)

 広島ドラフト1位の小園海斗内野手(18)=報徳学園=が八回、プロ初本塁打をマークした。左腕・武隈の直球を右翼席へ突き刺し、2013年の日本ハム・大谷(現エンゼルス)以来となる高卒新人でのオープン戦アーチを放った。五回には内野安打も放っており、これで対外試合4戦連続安打。黄金新人が抜群の存在感を発揮した。

 ゆっくりとダイヤモンドを一周すると、満面の笑みを浮かべて、ナインが待つ三塁ベンチへ足を進めた。小園がプロ初本塁打。黄金新人のアーチに長崎の鯉党も拍手喝采だ。ベンチ前では左手人さし指を天へと向けるポーズも見せ、試合後は安どの表情を浮かべた。

 「打った瞬間、入ったか分からなかったんですけど、入ったので良かったと思います。(ポーズは)全員がメヒアのマネをしているので、やっています」

 ハイライトは八回。武隈の初球をファウルゾーンに打ち上げたが一塁・呉念庭が落球。“打ち直し”でカウント0-2から3球目の内角直球を振り抜き、右翼席へと突き刺した。六回は左腕・佐野から空振り三振を喫しており「同じ左投手で絶対三振しないように。(体を)開かずに打っていこうと」と修正力を発揮。13年の大谷翔平以来となる高卒新人本塁打で大物ぶりを示した。

 好調をキープしている。五回は高いバウンドの打球で快足を生かした一塁内野安打で出塁するなど、この日は3打数2安打。斉藤大から右越え二塁打を記録した前日に続く左腕撃ちで、対外試合4戦連続安打だ。東出打撃コーチは「真っすぐに強いのが基本。いろんな投手と対戦して課題が分かってくればいい」とうなずいた。

 反省も忘れない。遊撃の守備では五回2死二塁から、秋山の三遊間寄りのライナーにジャンピングキャッチを試みたが、捕球し損ねた(記録は安打)。「あそこで捕り切れなかったら大量得点になるし、次が一発のある打者(山川)。そういうところも気を抜かずにやっていきたい」と表情を引き締めた。

 キャンプを除き、今回がプロ初遠征。前夜は報徳学園の先輩である西武・田村と食事し、中華街でちゃんぽんなどをほお張った。長崎名物で英気を養い、この日の力に変えた。

 成長の跡を刻み続けるが、慢心はない。「オープン戦と試合は全然違うと先輩方も言っているので、より気を引き締めないと、という思いがある。もちろん(開幕)1軍という気持ちは強い」。見据える先へ、さらにアピールを加速していく。

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