ドラ1小園初スタメン 出場9試合目でようやく!7日練習試合「1番・遊撃」

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が7日の社会人オール広島戦(マツダスタジアム)で対外試合初先発することが6日、分かった。2月の春季キャンプ中の練習試合から出場した対外試合8試合はすべて途中出場。開幕1軍入りアピールへ、やっと巡ってきた絶好の機会。「1番・遊撃」で出場予定の黄金ルーキーが本拠地で試合開始から大暴れする。

 小園がマツダスタジアムの真っさらなグラウンドに立つ。7日に行われる社会人オール広島との練習試合に「1番・遊撃」で、対外試合初となるスタメン出場をする。高校時代から慣れ親しんだ“定位置”で迎えるプレーボール。新人らしく、失敗を恐れず元気ハツラツに暴れ回る意気込みだ。

 春季キャンプ1カ月で急成長を遂げてきた黄金新人。3日の西武戦(長崎)ではパンチ力を見せつけ、右翼席へ“プロ1号”をマークした。前日5日の巨人戦は、捕手前への打球に全力疾走し内野安打をもぎ取った。オープン戦に限れば現在4試合連続安打中。打率は・556だ。

 遊撃の守備では安定したグラブさばきで1軍選手と遜色のないプレーを続ける。三拍子そろったルーキーにとって、まだアピールしきれていないのが“足”だけに、7日の試合では50メートルを5・8秒で駆け抜ける俊足をアピールする構え。「アウトになっても良いくらいの気持ちを持って走っていきたい」と力を込めた。

 前日の巨人戦の八回には二盗を試みた。しかし打席の曽根がファウルにしたため、成功か失敗かはわからない。それでも「スタートはあまり良くなかった。タイミング的にはアウト」。冷静に自己分析し、前を向いた。

 見えた課題はスタート、そして二塁へ向かう際の足の運び方だった。「(スタート時に左)足が外から入る(外回りする)とスピードが遅くなる。うまく無駄なく走りたい」。その後、技術向上を図るため野間と上本に助言を求めたという。

 昨年の入団会見では打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを目標に掲げた。スタート前の構えや重心の置く位置など選手によって千差万別だが、盗塁を含めた走塁にも高い意識を持つだけに、見るもの、感じるもの、そのすべてを糧にしていく。

 「厳しいかもしれないけど、ぶれることなく前進していきたい」。春季キャンプ終了後、小園は本気で開幕1軍を狙うと宣言した。日々成長しながら自らの道を切り開いていく18歳の目は、まぶしいくらい光り輝いている。

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