大瀬良、初の開幕投手へ収穫あり 志願の5回99球

 「オープン戦、広島12-5DeNA」(9日、福山市民球場)

 四回を終え球数は80球に到達。ベンチで佐々岡投手コーチの「交代するか?」の問いに、広島・大瀬良は首を縦に振らなかった。「(予定していた)五回を投げ切りたかった。打たれて反省することがある」。5回99球を投げ10安打3失点にも、収穫ある内容に下を向くことはなかった。

 この日のテーマは左打者の内角への投球。序盤は執拗(しつよう)に投げ込み課題克服を目指した。三回以降は「アプローチを変えた」。同じ球種やコース一辺倒の投球ではなく、打者の反応を見ながら配球を組み立てた。シーズンを見据えまた1つ階段を上った。

 3試合連続で初回に失点。さらに毎回安打を許したが「あれだけヒットを打たれて3点で収まった。決して良くはないけど、やりたいことはできた」と顔を上げた。

 オープン戦は残り2試合に登板予定。16日のオリックス戦(マツダ)に続き、中5日で22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)でマウンドに上がることが濃厚だ。

 自身初となる開幕投手を目指す。「しっかりと抑えたい。結果もほしい。良い形でシーズンに入っていきたいので」。次回登板からいよいよ本番モードに突入。3・29巨人との開幕戦を見据えながら、調整は最終段階を迎える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス