4番誠也が爆発!満塁弾に2二塁打!強すぎ不敗4連勝

 「オープン戦、広島12-5DeNA」(9日、福山市民球場)

 広島・鈴木誠也外野手(24)がDeNAとのオープン戦の四回に左中間席へ2号満塁本塁打を放った。終わってみれば3安打4打点と手につけられない結果を残した4番。チームもオープン戦5試合中4度目の2桁安打、4連勝を飾る中、主砲の頼もしさが際立っている。

 福山の青空に、鮮やかなアーチを架けた。6-2の四回1死満塁。鈴木がカウント2-1から2番手・中後の甘く入った直球を振り抜くと、打球は左中間席へと飛び込んだ。

 「感触は良かった。逆風だったけど、ギリギリで入ってくれて良かった」

 主砲らしく勝負強さを存分に発揮した一発だったが、これだけではないのが鈴木だ。二回の第1打席では打球が右前へポトリと落ち、全力疾走で二塁打をマーク。三回1死一塁の第2打席でも左翼線二塁打で、直後の得点へとつなげた。

 昨年11月に右足のボルトを抜く手術を受けた。走塁面は沖縄2次キャンプ中に本格的に解禁したが、二回の二塁到達時に示したように問題なく歩を進めている。「順調にやれることもできている。気をつけながら、忘れないようにやっていきたい」。背番号1の躍動に緒方監督は「全然問題ない。ケガしか心配していない」と惜しみなく賛辞を贈った。

 4番として頼もしい存在感を放つ一方、自身の前を担う3番は、丸が巨人にFA移籍したため、現在見極めテスト中。今年の対外試合では、長野、バティスタ、坂倉、ここ3試合は西川が入っている。最近はその打線がつながる場面も多く、東出打撃コーチは「今は西川がハマっている」と評価する。

 そんな中で、どんなオーダーとなっても主砲は泰然自若だ。「(3番に)誰が入っても自分の打撃には影響ない。誰が入っても、しっかりコミュニケーションを取りたい」と言い切り、迎打撃コーチは「誠也と勝負してもらえるような打順にしないといけない」と4番以外の重要性も説いた。

 チームは13安打12得点と大爆発で、オープン戦は負けなしの4連勝。「開幕に向けてしっかり状態を上げていきたい。チームも状態がいいので、雰囲気良くオープン戦を戦っていきたい」と表情を引き締めて思いを口にした。2019年の鈴木は、さらに猛威を振るいそうだ。

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