鯉投ピンチ!開幕ローテ白紙 ジョンソン緊急回避、ローレンスは一時帰国
「オープン戦、広島6-6ソフトバンク」(24日、マツダスタジアム)
試合後、佐々岡真司投手コーチ(51)は険しい表情で駐車場に現れた。シーズン開幕まで1週間を切り、ローテは白紙の状況に。「やりくりは今は全く分からない。もう一回考え直します。大幅に変わる?そうでしょうね」と明かした。
当初、巨人との3月29日からの開幕3連戦(マツダ)は大瀬良、ジョンソン、岡田が登板する予定だったが、ジョンソンがコンディション不良のため23日のソフトバンク戦(ヤフオク)の登板を回避。24日の練習ではキャッチボールなどで汗を流し、「大丈夫。問題ない」とコメントしたが、開幕カードから外れる可能性が高くなった。代わってオープン戦で抜群の安定感を誇った床田の名前が浮上している。
4月2日からの開幕2カード目の中日3連戦(ナゴヤドーム)の顔ぶれも変わりそうだ。もともと、野村、床田に加えて、九里かローレンスの登板が予想されていた。だが、ローレンスが祖父の葬儀参列のため、25日に一時帰国することが決定。30日に再来日予定だが、佐々岡コーチは帰国後の調整期間を「必要でしょうね」と明言。中日戦の登板は極めて難しくなった。
2軍ではアドゥワ、薮田、中村祐らが先発で好結果を残している。佐々岡コーチは1軍抜てきについて、「今すぐは考えていないが、それも踏まえて考える」と含みを持たせた。今季は「先発10人構想」を掲げ、準備してきた。開幕ロケットスタートへ、最善の策を練り、いきなりの試練を乗り切りたい。