【横山竜士氏の目】広島・大瀬良がキーマン!丸は意識するな 巨人との開幕3連戦

 元広島でデイリースポーツ評論家の横山竜士氏(42)が27日、本拠地・マツダスタジアムで29日から始まる巨人との開幕3連戦を展望した。開幕戦のキーマンには、菅野と投げ合う大瀬良を指名。昨季チームは巨人をマツダスタジアムで9勝2敗1分けと圧倒。今季も開幕カードから勝ち越し、原巨人に苦手意識を植え付ける。

 巨人の開幕投手・菅野からは、簡単に点は取れないと予想される。少ないチャンスを得点につなげ、しっかりと守ることが重要だ。攻撃は機動力を生かし、走者を置いた時にいろんな作戦を仕掛けて相手を揺さぶりたい。

 初戦のキーマンは大瀬良になるだろう。相手が菅野ということで、失点しないことが重要になる。ビッグイニングを作らせず、最少失点でしのぎたい。オープン戦最終登板となった22日のソフトバンク戦では自分がイメージするようなボールを多く投げられていた。巨人は中継ぎ陣に不安がある。大瀬良が前半から粘り強く投げることができれば、後半に得点機が見えてくるはずだ。

 今季から巨人打線に加わった丸をあまり強く意識するのはよくない。弱点もあるだろうが、ボール先行にならないように、まずは自分のボールを投げることが大事だ。それは開幕2戦目に登板日が変更となった床田にも同じことが言える。5日の巨人とのオープン戦で好投したように、思い切って投げてほしい。床田本人は「今年はやってやろう」と思っているはず。地元の開幕で緊張もすると思う。超満員のマツダスタジアムはプレッシャーもかかるだろう。白星が付くに越したことはないが、しっかりとゲームを作り、いいスタートを切ってほしい。

 開幕戦の雰囲気は独特だ。私も現役時代にリリーフで登板した経験がある。いつもと同じと思っても、周囲の気持ちも高ぶり、力が入ってしまう。そんな重圧がかかる中、チームとしても、いいスタートを切りたい。巨人は昨季、マツダスタジアムでの広島戦を苦手にしていた。今年も最初の3連戦を勝ち越し、「今年もカープは強い」という印象を植え付けておきたいところだ。昨年までの3連覇を振り返ると、交流戦までに貯金を作っていた。開幕ダッシュを決めるために、重要な開幕3連戦となる。

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