菊池保→フランスア!カープ延長0封リレー!緒方監督 4連投解禁
「広島3-3巨人」(5日、マツダスタジアム)
熱い好救援リレーで、延長ドローに持ち込んだ。6番手の菊池保が十回から2回を、初の4連投となったフランスアは最終十二回を、ともに無安打無失点。移籍後初のホールドを記録した菊池保は「何とかゼロに抑えられて良かった」と安どの表情を浮かべた。
3-3の場面でマウンドに上がった菊池保は十回を三者凡退。十一回は先頭・陽岱鋼に四球を与えたが、2死三塁から代打・中島を二ゴロに仕留め、「ああいう場面は気持ちが入る」とグラブをたたき右拳を握った。
十二回に登板したフランスアは好打者を完璧に斬った。先頭・坂本勇を空振り三振、丸は投ゴロ、岡本もチェンジアップで空振り三振。鉄腕左腕は連投にも「全然大丈夫」とうなずき、涼しい顔で仕事を果たした。
救援陣は3連投を上限とするのがチームの基本方針だが、12連戦中で、しかも延長戦に突入したため、4連投を解禁した。緒方監督は「最悪の状況を想定して伝えている。勝ちを求めていく中で、頑張っていくところは頑張ってもらう」と説明した。
6日からはナゴヤドームで12連戦最後の3試合となる中日戦に臨む。「これからも抑えられるように、続けていけるようにしたい」と菊池保は意気込んだ。救援陣の奮闘はチーム浮上に欠かせない。