カープOBの青木勝男さんが死去 後輩たちの4連覇&日本一を願い
広島OBの青木勝男さんが16日、福岡県飯塚市内の病院でパーキンソン病による誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなったことが17日、明らかになった。73歳。福岡県飯塚市出身。飯塚商から山門鉄工所を経て65年に広島に入団し71年に現役を引退。1軍通算成績は10試合に出場し13打数2安打。引退後は飯塚市内で焼き肉店を経営。葬儀・告別式は18日正午から飯塚市新立岩19の2 善光会館飯塚会場で行われる。喪主は妻増美さん。
17日に行われた通夜には、広島カープOB会長の安仁屋宗八氏をはじめ元投手コーチの龍憲一氏らもかけつけた。
青木さんは現役生活こそ7年だったが、引退後もカープと深い関わりをもち、古葉竹識氏をはじめ山本浩二氏ら歴代監督や選手と親交があった。昨年まで広島がオープン戦で福岡に来るとチーム関係者を経営する焼き肉店「焼肉のMr.青木」に招待して激励。昨年は緒方監督をはじめエルドレッドやジャクソンらが来店していた。
20数年前に発症したパーキンソン病と戦いながら、カープの帽子をかぶって店頭に立っていた青木さんだが、今春は病状が悪化しカープ関係者を焼き肉店に招待することができなかったという。
焼き肉店を経営しながら、故郷の飯塚市でソフトバンクの2軍戦開催に尽力するなど野球を愛してきた青木さん。カープの4連覇と日本一を願って天国に旅立った。