延長十二回にカープ サヨナラ負け 4点差追いつくも…昨年のセ・パ王者対決で屈する

12回、サヨナラ負けを喫した菊池保(左から3人目)が肩を落としてベンチに戻る
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 「交流戦、西武5-4広島」(4日、メットライフドーム)

 昨年のセ・パ王者の対決。広島が延長十二回の末に西武にサヨナラ負け、交流戦黒星スタートとなった。

 4-4の延長十二回。この回マウンドに上がった7番手の菊池保が先頭の外崎に中前打を許すと、続く山川にも中前へ運ばれ、一、三塁。森を申告敬遠で歩かせて満塁策を取ったものの、中村に左前へサヨナラ打を浴びた。

 0-4の四回。先頭のバティスタが西武の先発・今井のチェンジアップを左翼席上段へ突き刺した。反撃ののろしを上げる16号ソロを放った。

 さらに無死二塁のチャンスを作ると、西川が球団2位タイの26試合連続安打となる適時二塁打で2点目。1死後、磯村が右翼へ適時二塁打を放ち、1点差に迫ると、続く田中広も一塁線を突破する適時二塁打。5本の長短打で一挙4点を奪い、追いついた。

 二回に先発の野村が四球から崩れ、失策などミスもからんで4点を失った。しかし、野村はその後は立ち直ると、七回から登板したリリーフ陣も無失点に抑えた。九回無死満塁の絶体絶命のピンチを切り抜けるなど、西武の強力打線を封じ込んだが、最後に力尽きた。

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