【新井氏×会沢対談1】会沢が激白「4月の連敗がいい教訓」 交流戦最下位も不安なし!!

 広島・会沢翼捕手(31)とデイリースポーツ評論家の新井貴浩氏(42)が26日、リーグ戦再開へ向けて特別対談した。開幕ダッシュに失敗した今季は、5月に快進撃を見せて首位に浮上。しかし、交流戦で5年ぶりの最下位に沈み、首位から陥落した。リーグ4連覇に向けて“新井魂”を継承する選手会長へ、新井氏が熱いエールを送った。以下は対談その1。

  ◇  ◇

 -ここまでの戦いを振り返って。

 会沢「最初ちょっとつまずいたんですけど、その時のチーム状況もそこまで悪くなかったですし。5月に一気にカープらしい野球ができて、6月は低迷というか、かみ合わない部分が多いですけど、チームの雰囲気としては不安はないです」

 新井「みんな雰囲気は良さげだもんね。落ち着いてる。実際、中にいないと分からないけど、全然大丈夫」

 会沢「そうですね、逆に4月の連敗がいい教訓になってるのかなと思います」

 新井「長いもんね、シーズンは。絶対いい時と悪い時の波があるんだけど、今年はちょっと激しいよな(笑)」

 会沢「激しいです(苦笑)。ちょっと今までにはない波の大きさはありますけど、一人一人が3連覇しているという変な自信じゃないですけど、そこはあるのかなとは思います」

 新井「やっぱり経験って大きいよな。特に3連覇しているから。選手がそういう経験をしてるってのは大きいよね」

 -新井氏は低迷していた4月も必ず浮上すると言っていた。

 新井「そりゃあ上がってくる。元々力のある選手が多いし。戦力的には間違いなく優勝候補なんだし、それプラス3連覇の経験値があるんだから。4月につまずいた時も、いつ上がってくるかなとは思ったね。ただ、自分の感覚では交流戦ぐらいまでに何とか(勝率)5割ぐらいまで持ち直してくれたらと思っていた。5月はすごかったね。予想外だった。つまずいたのも予想外だし。立て直すことができたのは、それだけ力のある選手が多いから。ただ反動というか、またちょっと苦しい時期になってきてるよな」

 会沢「はい」

 新井「でも、普通にやればじゃないけど、全然大丈夫と見てる」

 会沢「僕も不安がないと言ったらウソになりますけど、やるべきことをしっかりやっておけばと思ってます」

 新井「そうだよな」

 -間もなくリーグ戦が再開する。

 会沢「まだまだヤマ場っていうのは先にあると思ってます。これからもっと暑くなりますし、ピッチャーもしんどくなってくると思う。そこで何とか打線が援護してあげられたら。僕はバッテリーなので、ピッチャーも何とか1点でも少なくと思ってます」

 新井「アツ(会沢)が言ったように、勝負の夏場がもうすぐやって来るから、とにかくケガをしないでほしいよね。今から夏場にかけてが大事な時期になってくる。ケガが一番怖いから。普段通りやっていけばいい勝負、いい戦いができると思う。ケガだけは気をつけてほしい」

 -新井氏と丸がいなくなって、今年はまた違うチームになった。

 会沢「あまり僕は感じないんですけど、柱の2人が抜けて、キャンプの時はちょっと『あーっ』ていうのはありました。だけど、シーズンが始まってしまったら正直な話、そんなことは言ってられないので。そういうのも変な話、慣れちゃったのはありますし。そこで僕とか石原さんとか、そういう人たちがいい意味で新井さんのことを見てきたんで。雰囲気作りとか、そういうところは見習ったというか、今は新井さん、丸がいなくなった不安とかは全くないです」

 新井「自分は始まる前からアツ(会沢)がキーマンだって言っていたよね。キャンプの時からずっと。年代的にキク(菊池涼)、広輔(田中)、安部とかより1つ上でしょ。その下が野間、誠也(鈴木)とかになってくるから。年代的にも、性格的にも兄貴肌というか、みんなを見られる子だから、アツがキーマンになるなと思ってたんだけど。ここまですごく頑張ってると思うね」

 (続けて)

 「今のチームは波があるけど、それでも今の位置にいるのはアツの力が大きいんじゃないかなと思うよね。グラウンド内だけじゃなしに、グラウンド外でも、いろんなところで言うべきことは言ってると思うし。そういう意味でポジションもキャッチャーで、扇の要で中心だし、アツの役割というのはすごく大きいと思うね。もちろん、バッティングでもいい場面で打っているし。グラウンドの外でも頑張ってるんだろうなあと思うよね」

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