ミラクル逆転勝ち 九回…誠也が起死回生の同点3ラン 三好プロ初サヨナラ打

 9回、サヨナラ打を放ちナインから祝福される三好(撮影・飯室逸平)
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 「広島9-8ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)

 広島が九回に3点差を逆転。鈴木誠也外野手が24号3ランを放ち、同点に追いつくと、最後は三好匠内野手がプロ初のサヨナラ適時打を中前に放った。

 5-3と広島の2点リードで迎えた八回。雨が強まる中で3番手の中村恭が登板するが、ヤクルト・山田哲に31号2ランを打たれて同点となる。さらにはスイッチした今村が雄平に10号2ランを浴びて逆転を許した。九回に登板したレグナルトも青木に適時打を許し、3点差に広がった中での九回の攻撃だった。

 ヤクルトのハフが先頭の西川に死球を与える。菊池涼が左前打で続き、無死一、二塁として鈴木が打席へ。3ボールからの4球目、135キロのカットボールを鋭くとらえると、打球は左翼スタンド最上段へ届いた。カープの主砲は右手を振り下ろしガッツポーズ。雨のマツダスタジアムを勢いを呼び戻した。

 最後は2死二塁から途中出場の三好がフルカウントからセンター前にサヨナラ打。三好は「前の打席ふがいない内容だったので、内容のある打席にしようと思った。ちょうどいいくらいに打球抜けてくれてサヨナラあるかなと思いました。試合に出してくれることをありがたく思いますし、最後まで残って応援してくれてありがとうございます」とスタンドのファンに応えた。

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