小園 69年ぶり3号 球団高卒新人最多タイ 引退発表の赤松に積極走塁学んだ

 「広島3-7阪神」(7日、マツダスタジアム)

 広島・小園海斗内野手(19)が本拠地初アーチとなる3号ソロを放った。球団の高卒新人でシーズン3本塁打は1950年・紺田周三以来2人目で、最多タイ。4打数3安打で今季3度目の猛打賞も記録した。チームは4位・阪神との直接対決で敗れ、再び2・5ゲーム差に縮まった。

 大差をつけられた中、真っ赤に染まる右中間席にドラ1の希望の一発が飛び込んだ。0-7の三回先頭。小園がカウント3-1から西のシュートを振り抜き、本拠地初アーチとなる3号ソロ。「(マツダで)初めて打ったので良かった」と振り返った。

 球団で高卒新人のシーズン3本塁打は最多タイで、1950年・紺田周三以来69年ぶり2人目。この一発に乗り、五回は二塁内野安打、七回は左前へポトリと落ちる二塁打で今季3度目の猛打賞。7月26日・ヤクルト戦と同じく、三塁打が出ればサイクル安打達成という状況となったが、最終打席は三振に倒れ「そんなに甘くない。次は頑張りたい」と先を見据えた。

 先輩へ感謝する。この日、赤松の現役引退が発表された。報徳学園時代の大角監督が赤松の大学時代の先輩という縁がある。入団直後の1月の合同自主トレでも溶け込みやすい雰囲気を作ってくれた。「後輩にも優しくしてくれた。寂しいです」。「アウトでもいいから」と積極的な走塁の重要性も学んだ。

 チームは連勝が2で止まり、4位・阪神と2・5ゲーム差に縮まった。緒方監督は「野手は粘り強くヒットを数多く打ってくれた。序盤の失点がちょっと痛いね」と話した。「明日に向けて練習からやっていきたい」と小園。ゴールデンルーキーは、まだまだ進化していく。

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