長野移籍後初猛打ショー!完全復活じゃ特大5号3ラン!内野安打も

 「DeNA11-8広島」(19日、横浜スタジアム)

 チームとファンの期待に長野が応えた。特大の5号3ランで高い技術力を見せつけると、全力疾走で内野安打も勝ち取った。広島加入後、140試合目で初めて1試合3安打を記録。敵地で存在感を示した。

 「良い風にも乗ってくれました」

 度肝を抜いたのは3-0で迎えた五回。1死一、二塁で打席に立つと、今永の外角チェンジアップをバックスクリーンへ突き刺した。4番での本塁打は16年以来、通算7本目だ。

 9月に入り全15試合でスタメン出場中。“夏男”は打席に立つ度に状態を上げる。3番に鈴木が固定され、その後を任される打者が得点力アップのカギを握る。リーグ4連覇は逃したが、来る短期決戦に向け、頼もしい限りだ。

 この試合前まで今永には0勝5敗と完膚なきまでに封じられてきた。リーグ戦最後の対戦となったこの日は、六回までに7得点を奪いKOした。CSで再び対決する可能性が十分にあるだけに、迎打撃コーチは「嫌なイメージを植え付けられた」と振り返った。

 サヨナラ負けを喫したものの、戦いは続く。「あと3試合しっかり勝って。頑張ります」。長野は前を向いて言葉を紡いだ。この悔しさを力に変えない訳にはいかない。

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