中村奨成、実りの秋を誓う 昨年ケガで帰広…悔しさ晴らす!
7日に開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」に参加する広島・中村奨成捕手(20)が2日、大野練習場で無事完走と1軍秋季キャンプメンバー入りへの決意を示した。昨年の同リーグでは序盤に故障して帰広。今年は攻守でアピールし、実りの秋とする。
充実の秋とするべく、中村奨は2軍練習後に表情を引き締め、思いを口にした。7日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」への参加が決定。「去年は3日で離脱してしまった。フェニックスを完走して、その中でいいものをしっかり出して、1軍の秋季キャンプへのアピールをできたらいい」と闘志を燃やした。
昨年は同リーグ序盤に自打球が左膝を直撃して帰広。1軍秋季キャンプに参加できなかった。「せっかくイースタンの人たちとできるというのでやりたかった」と悔しさを持ち、今回のアピールする面は「(走攻守)全部です」と力強く言い切った。
春季キャンプ中は「右第一ろっ骨疲労骨折」で出遅れ、実戦復帰した6月18日のウエスタン・阪神戦では頭部死球も受けたが、今季はウエスタンで39試合に出場。打率・279の結果を残し「追い込まれてからでも対応できるというのは、ちょっとは身に付いた。イースタンとやるときもいいものを出せるように」とうなずく。
捕手としても大きくなる。「まずは守備が大事。イースタンの捕手も見ることができる。データもほとんどないので、ウエスタンとやる以上にしっかり考えてやらないといけない」。17年度のドラ1が宮崎の地で躍動し、進化の道を歩む。