佐々岡新監督、鬼になる やるぞ強制送還! 秋季Cサバイバル宣言

 広島・佐々岡真司新監督(52)が21日、宮崎県日南市のチーム宿舎で取材に応じ、秋季キャンプ中の広島への強制送還を示唆した。実戦ではアピールを求めつつ、代わり映えしない選手は冷静に見極める方針だ。新体制では明るい雰囲気の中にも厳しい姿勢を打ち出していく。

 佐々岡監督の穏やかな口調に鬼が宿った。秋季キャンプでは最大8試合の紅白戦を実施予定。実戦での内容、結果を踏まえた上で「キャンプ中の入れ替えはないと思うけど、そのまま帰らせるかもしれない」と広島への強制送還を示唆した。

 佐々岡監督と言えば優しさがクローズアップされるが、厳しさも併せ持つ。「当然そういう厳しさもないといけない。1年間での代わり映え、全然変わっていないとなると、当然考えることもあるだろうし。それぐらいはある」と言い切った。

 2軍投手コーチ時代にはみやざきフェニックス・リーグ中の宮崎から加藤(現矢崎)を広島へ強制送還。試合で指摘したことを翌日の練習でおろそかにしたことが原因だった。「態度もあったけど、やらないと聞いていないのと一緒」。今季も1回KOされた2年目の山口を名古屋から広島へ試合中に強制帰還させたこともあった。

 競争の中、若手主体のキャンプで求めるのは長所のアピールだ。「野手なら走塁、打つ、守る、元気の良さ。ピッチャーならスピード、コントロール、キレ」と指揮官。「内容結果を求めて、何かアピールしてほしい」と力を込めた。

 この秋に首脳陣へのアピールが成功した選手は来春キャンプの1軍切符を手にできる。日南にサバイバルのゴングが鳴る。

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