ケムナ 覚悟の秋季C初参加 来季は3年目「結果出さないと」

 広島は29日、秋季キャンプのメンバーを発表した。初めての1軍キャンプとなるケムナ誠投手(24)は大野練習場で取材に応じ、危機感を持って臨むと語った。昨年もメンバーに選ばれていたが、直前のコンディション不良により急きょ不参加になった。来季は3年目。首脳陣にアピールし、来年の1軍春季キャンプ切符もつかみ取る。

 1軍の秋季キャンプ参加は入団2年目で初めてだ。ケムナはうれしさをかみしめながら、ある思いを言葉に変えた。「来年は3年目だし成績を出さないといけない。必死になってアピールしたい」。強い危機感があった。

 みやざきフェニックス・リーグで結果を出した、ストライクゾーンの中で勝負する投球を見せつける。「これまで四球絡みの失点が多かった」。同リーグでは4試合で計10回を投げ無失点。さらにテーマに置いていた四球は1つもなかった。

 細かい制球を気にするより「打たれても良いからゾーンの中で勝負しようと思った」。腕を振り抜くことを第一に心掛けたことで精神面にゆとりができた。「最低でも平行カウントが作れた」。不利な状況を回避し、攻め続けることができた。

 横山新投手コーチは、21日の就任会見で投手陣に攻める姿勢を求めた。「球を置きにいく投球はしていない」と右腕。10日9日のDeNA戦では最速149キロを計測。キャンプでも自信を持って直球を投げ込む。

 今秋は、来年の1軍春季キャンプ参加をかけた戦いでもある。昨秋はスタートラインにも立てず「悔しかった」と振り返る。最大8試合の紅白戦が予定されている。攻めの投球でサバイバルを勝ち抜く。

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