“佐々岡スペシャル”初実践 罰ゲームあり海岸でキツい練習も選手にウケた

 「広島秋季キャンプ」(19日、日南)

 広島・佐々岡真司新監督(52)が、瞬発力向上と下半身強化を目的とした練習メニュー“佐々岡スペシャル”を実施した。午後から投手陣は球場から日南海岸までジョギングで移動し、5チームに分かれてゲームに挑戦。育成選手のメナが足をつるハプニングもあったが、ナインの評判は上々。ゲームに負けたケムナは岩の上に立ち、リーグ優勝と日本一を誓った。

 日南海岸の砂浜に立った新指揮官はニヤリと笑った。「最後まで諦めるな~!」。自ら考案した“佐々岡スペシャル”のルールを説明した後、ゲーム開始を高らかに宣言した。

 罰ゲームが設けられたチーム対抗戦に選手たちは真剣だ。監督が砂浜で拾ったバトン代わりの小石を落としたり、柔らかい砂に足を取られて転びながらも、懸命に歯を食いしばった。

 「2軍コーチ時代にやっていたメニュー。(柔らかい砂が)負担になっていたね。(目的は)瞬発系と切り返し。キャンプの最後の締めとしてね。結構、キツそうだったね。“明るく、キツく”」

 そんな姿に指揮官は満面の笑みを浮かべていたが、唯一誤算は満潮時と重なったこと。使える砂浜のスペースが干潮時より狭い上に、大きな石がゴロゴロ…。監督、コーチ、選手らが懸命に整備して“佐々岡スペシャル”が実行された。

 指揮官は「昨日、下見に行ったんだけどな…」と頭をかいたが、ナインの評判は上々だった。遠藤が「キツかったけど、楽しかったです」と振り返れば、山口も「スペシャルでした!楽しくできました」と声を弾ませた。

 最後は罰ゲームとして、ケムナが岩の上から来季の活躍とチームのリーグ優勝と日本一を誓った。「(みやざき)フェニックス・リーグからやってきたメンバーがほとんどだから大変だろうけど、頑張ってくれた」と佐々岡監督。「一体感」に包まれた秋季キャンプもラスト1日だ。

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