広島スコットが捕手におじぎ「感謝するため」DJ・ジョンソンと上々フリー打撃初登板
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「広島春季キャンプ」(8日、日南)
広島の新外国人、DJ・ジョンソン投手とテイラー・スコット投手が、フリー打撃に初めて登板した。守護神候補でもある2人が、上々の日本デビューだ。
DJ・ジョンソンはドラフト2位・宇草(法大)と中村奨の2人に計30球を投げ、安打性の当たりを1本に抑えた。最速は148キロをマークした。「非常に良かった。最初の1、2球はマウンドに慣れなくて良くなかったけど、3球目からは良い球になった」。空振りを奪えるチェンジアップも試し、緩急を使った投球にもメドが立った。
スコットは安部と小園に対し計30球を投げ、安打性は0本だった。右の横手投げから放たれるツーシームは、シュートのように横滑りする。投球の大半が、この速球系の球だ。投球が終わると、帽子を取って頭を下げた。「日本の投手がやっているようにした。捕手に感謝するためだ」と振り返った。
佐々岡監督は「あの2人はタイプが違うけど、強い球を投げていた。後ろを強化するために獲得してもらった2人。刺激をし合いながらやってほしい」と期待を込めた。