広島ドラ1森下 OP戦“開幕投手”決定…シート打撃で打者14人に1安打 会沢も太鼓判

 「広島春季キャンプ」(18日、沖縄)

 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が18日、シート打撃に初登板した。力強い速球にカーブ、カットボールなどを織り交ぜ、打者14人に対してわずか1安打の快投を披露。佐々岡監督も絶賛した。チームのオープン戦初戦となる22日のヤクルト戦(浦添)で“開幕投手”を務めることも決定。開幕ローテ入りへアピールを続ける。

 寒空の下、ルーキーの“快投ショー”に熱視線が送られた。マウンドに姿を見せた森下は、鈴木誠や西川ら打者14人に対し、テンポよく計51球を投げ込んだ。MAX150キロを記録した直球に変化球を効果的に織り交ぜ、先輩打者たちにファウルを連発させた。

 鈴木誠に唯一の安打を許したが、完全に詰まらせた右前へのポテンヒットだった。快打を一切許さずほぼ完璧な投球を披露した。「カットボールをストレートと同じ軌道で投げられましたし、直球も変化球も思ったボールを投げられたのは良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。

 見届けた佐々岡監督は「安定しているし、真っすぐでも変化球でも勝負できている」と絶賛。球を受けた会沢も「右打者の外への制球がいい。チェンジアップも低めに集まっていた。期待していいと思います」と太鼓判を押した。

 それでも森下は「追い込んでから外に投げて空振りを狙っていきたい。甘くなると捉えられるところもあるので押し込んでいけるようにしていきたい」とさらなる飛躍に向け、奪三振数増へ意欲を示す。この日9人を2ストライクに追い込んだが、奪った三振は1個だった。勝負どころで三振を奪えるかどうかは、活躍するために必要な要素だけに今後の課題とした。

 17日に大瀬良らと休日返上で体を動かした際、大瀬良から伝授されたスライダーをこの日、1球だけ試投。結果は捕手が捕れないほどのボール球となったが「徐々に練習していければ」と習得へ向けて手応えはある。

 22日のヤクルトとのオープン戦(浦添)で先発することも決まった。「コースや高さを間違わないように、自分の球を投げていければ」。開幕ローテ入りへ、まずは“開幕投手”として鮮烈デビューする。

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