広島・大瀬良、開幕投手へ順調な仕上がり 開幕戦の相手・中日に4回4K1失点
「オープン戦、中日-広島」(29日、ナゴヤドーム)
広島の大瀬良大地投手が、開幕戦で対戦する中日を相手に4回1安打4奪三振1失点と順調な仕上がりをアピールした。
初回を三者凡退発進。二回2死では、京田を内角のカットボールで空振り三振に仕留めた。三塁手・ピレラの悪送球から招いた三回1死三塁のピンチでも動じずにしのいだ。
この登板へ向け、カットボールの精度向上を課題に挙げていた大瀬良は「カットは自分の中で優先順位が高い球種。前回よりも良かった。左打者の内角に強いカットを投げられて空振りも取れたので」と振り返った。
好投した中にも課題があった。四回2死、ビシエドに初球の甘くなったフォークを左翼席へ運ばれた。続く阿部には四球で出塁を許した。「次回の登板で課題をつぶせるようにしたい」と話した。
また、この日から新型コロナウイルスの感染拡大防止策として無観客試合が行われた。大瀬良は「鳴り物がないのは違和感があったけど、プレイボールがかかって試合が始まると違和感なく試合に入ることができた」と話した。