広島・安部“クセ者”宣言!ポジション奪取へ粘っこく、いやらしく

 広島の安部友裕内野手(30)が16日、“クセ者”になると宣言した。オープン戦打率は・214だったものの、出塁率は・313で、2本塁打を放つなど随所で存在感を示した。開幕延期となり、シーズンまでの猶予期間が残されている現状。相手に嫌がられる打者になるため、粘り強さを磨いてレギュラー奪取を目指す。

 当初の予定通りならば、焦りが生じていたかもしれない。だが、開幕が4月10日以降となったことで、準備期間は最短でも3週間以上ある。安部は「いっぱい(打席に)立たせてもらった。僕の悪いところは分かっていますし」と冷静に自身の足元を見つめ、課題克服に励む姿勢を示した。

 オープン戦は11試合の出場で打率・214と低調だったが、2本塁打と長打力は健在。「フォアボールも何個か取れた打席もあった」と4四球を選び、出塁率・313をマークしたことに納得の表情をのぞかせた。

 長打力があるだけに、求められるのは粘り強い打撃。「いやらしく(相手投手に球数を)投げさせるとか。(相手に)嫌だな、と思われるバッターになっていきたい」と“クセ者襲名”に肩を回す。敵軍がアウトを取るのに苦労すればするほど、チームへの貢献度は増していく。

 ポジションが確保されていない立場であることは十分理解している。一塁と三塁が基本線になるが、ピレラ、小園、松山とライバルは多い。「去年、一昨年とチャンスをもらって確立できなかった。貢献できるように」と闘志を燃やした安部。ポジション奪取へ、一筋縄では抑えられない打者に近づいていく。

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