広島・中村恭が回復アピール ブルペンで50球「急によくなった」

 ブルペンで力投する中村恭(撮影・高部洋祐)
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 広島の中村恭平投手(31)が1日、廿日市市の大野練習場での2軍全体練習に参加した。

 春季キャンプ終盤に右腹直筋損傷で離脱した左腕だが、先月28日に投球を再開。この日は速球を軸にブルペンで50球を投げた。中村恭は「できるだけ早くゲームで投げられるレベルまでもっていきたい。ここから上げていかなきゃいけない段階なので」と意気込んだ。

 見守った水本2軍監督は「故障明けですが、いい球を投げていた。球の質もよく、力を入れるようになったのは大きい。先が見えた」と評価した。

 以前までは、「完治までに時間がかかりそう」と話した左腕。しかし、「急によくなった。痛み自体も今はないので、再発しないようにしたい」と順調な回復ぶりをアピールしている。

 昨季は自己最速の156キロを計測。セットアッパーを務めるなど自身最多となる43試合に登板。0勝1敗12ホールド、防御率2・64と奮闘した。今後は状態を上げながらより実戦的な練習に取り組んでいく。

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