広島・岡田 「コースは別に構わなくていいとなれば」意識改革で1軍返り咲く

 広島の岡田明丈投手(26)が課題克服へ、ゾーン勝負で臨む考えを示した。オープン戦は4試合に登板し、計4イニングで6失点(自責4)、防御率9・00。無念の2軍降格となった。昨秋に中継ぎに転向した右腕にとっての課題は制球。ストライク勝負の大胆思考で、1軍返り咲きを目指していく。

 表情には並々ならぬ覚悟がにじんでいた。悔しさを胸に、岡田は1軍昇格に向けて自身の投球を見つめ直している。

 オープン戦では制球力を欠いた。4試合に登板し、計4イニングで6失点(自責4)、防御率9・00。期待に応えられなかった。昨秋に先発から中継ぎへと転向。新たな気持ちでキャンプ、オープン戦に臨んだが、3月16日に無念の2軍降格となった。オープン戦では計6個の四球を与え、精彩を欠く投球が続いた。課題が制球にあることは明らかだ。

 その反省を踏まえ、現在取り組んでいるのは“ゾーン勝負”を徹底すること。これまではコースを狙い過ぎるあまり、ボール球になるケースが目立った。「コースは別に構わなくていいとなれば、ピッチングというかカウントも有利に進むので」と意識を改革。四隅の厳しいところを突いてボール球になるよりかは、ゾーンで勝負し、ストライク先行を目指していくという意識改革。大胆かつ果敢に攻める投球を心掛けるようにした。

 3日に大野練習場で行われた全体練習ではブルペンで登板した。「自分の中ではストレートの状態もいいし、変化球もゾーンに投げ込んでいる」と手応えをつかんでいる。また、永川2軍投手コーチからフォークの指導を受けるなど、さらなるレベルアップを図っている。

 開幕は再延期となった。「自分のスキルアップに(時間を)使えるし、そこはプラスに取って。1軍で迎えられるようにしたい」と前向きに捉えており、調整期間を有効活用していく考えだ。

 2017年にはキャリアハイとなる12勝を挙げ、チームの優勝にも貢献した。今季へ向けて「(チームの)期待に応えられるように、勝ちに貢献できるようにしていきたい」と意気込む。

 再び1軍へはい上がるため-。残された期間を有意義に使って課題の制球難を克服し、首脳陣にアピールしていく。

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