広島・佐々岡監督「全力」厳し日程 昨季負け越し「6」横浜から4カード敵地

 プロ野球は6月19日から開幕するセ、パ両リーグの日程を1日、発表した。当面の約1カ月のスケジュールが公表され、今後は段階的に発表される見込み。広島の開幕戦は、横浜スタジアムでのDeNA戦。その後は巨人(東京ドーム)、中日(ナゴヤドーム)、ヤクルト(神宮)と戦う。当初は地元開幕だったものの、4カード続けてビジターでの幕開けになった。

 午後3時に開幕から約1カ月の日程が発表された。広島は横浜スタジアムでのDeNA戦からの船出と決まった。当初のマツダスタジアムではなく、敵地で始まるV奪回シーズン。佐々岡監督は球団広報を通じて熱い思いを言葉に変えた。

 「開幕に向けてしっかりと準備をしていきたい。相手や球団がどこでも、1試合1試合全力を尽くすだけ」

 4位だった昨季の対戦成績は11勝13敗1分け。横浜では3勝9敗1分けと6つ負け越した。苦手相手をつくらないことがシーズンを戦う上で重要。今年は昨季の悔しさを晴らす1年にする。

 DeNAは筒香がレイズに移籍したものの攻撃力は健在。今季加入したメジャー通算33発オースティンは、オープン戦で12球団最多の4本塁打で長打力を誇示。4番に起用される方針の佐野も大きな成長曲線を描いている。

 開幕戦で強力打線に立ち向かい、今永と投げ合うのは大瀬良だ。右腕は「どこが相手でもベストなパフォーマンスを出せるように万全の準備をしたい」と力を込めてきた。

 エースは昨季4試合で1勝2敗、防御率4・73だった。今季を前に右打者対策としてシュートを習得。5日のオリックス戦(京セラドーム)と12日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)を経て臨む。広げた投球の幅で封じ込めていく。

 移動に伴う感染拡大のリスクを下げるため変則日程になる今季。まずは関東圏と名古屋での戦いに臨む。2カード目は東京ドームでの巨人戦で、名古屋ドームの中日戦、神宮のヤクルト戦と続く。

 無観客試合とはいえ開幕から4カード連続の大型ロードは肉体的にも精神的にも簡単ではない。120試合になる見通しのシーズン。スタートダッシュを決めるためには、まず敵地での戦いを乗り越えなければならない。

 2日・甲子園で阪神との練習試合から、開幕へ向け最後の調整が始まる。マツダスタジアムでの“開幕”は7月3日の阪神戦。横浜から上昇気流に乗り、ホームに帰ってくる。

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