広島・安部 フェデラー流でマルチ「しっかり対応できた」開幕一塁へ前進

 「練習試合、阪神6-0広島」(4日、甲子園球場)

 存在感を示す結果だった。安部がチーム唯一の複数安打を記録。二回2死で左前打を放つと、五回1死では中前へはじき返した。メヒアや堂林に負けじと「開幕・一塁」を猛アピールだ。

 「追い込まれた中でしっかり対応できた」

 安打は、いずれも中堅から左方向だった。外角中心に攻められた二回は、コースに逆らわず、最後はフォークを軽打。五回は真ん中低めの速球に素直にバットを出した。

 分離練習期間中から逆方向への意識を徹底した。大のテニス好きは、男子テニス界のトップ選手であるロジャー・フェデラーのバックハンドを参考にした。2安打はその成果と言っていい。

 松山が下半身のコンディション不良で離脱したことで、「開幕・一塁」は最激戦区になった。ここに来てメヒアが猛追。5月末の紅白戦から前日3日まで4試合連続本塁打を放った。安部は昨年まで、開幕戦は「三塁」で3年連続スタメン出場中。ポジションは異なるが、開幕スタメンへの思いを誰よりも強く持つ。

 「ああいう打席はもったいない」。八回無死。先頭で打席に立ち、スアレスに3球三振を喫した場面を猛省した。続いていく練習試合。この日できなかった粘りの打撃もアピールしていく。

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