広島・佐々岡監督「良いスタートが切れた」采配もさえた守備固め三好が超美技

 チームの今季1勝目と監督1勝目の「1」を表しながら記念撮影する佐々岡監督(左)と大瀬良(撮影・高石航平)
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 「DeNA1-5広島」(19日、横浜スタジアム)

 広島が開幕戦を白星で飾った。佐々岡真司監督は監督初勝利を手にした。

 「現役のとき初勝利もここ横浜だった。うれしいですね」。ウイニングボールを手に大瀬良と記念撮影。記念星に、自然と表情は緩んだ。

 試合前のミーティングで、こう言って選手を送り出した。

 「野球ができることに感謝して。われわれも一人一人が自分の任務を全うして、とにかくかくカープらしい全力疾走や集中した野球をやればおのずと結果は出る。信じてやろう。野球が(他のプロスポーツより)先陣を切ってやるということで野球ファン、そして国民に元気や勇気を与えるプレーをしよう」

 信じる選手たちは、雨の横浜で躍動する。エース大瀬良が12球団最速完投となる9回4安打1失点。バットではプロ1号となるダメ押し2ランを放った。野手陣は、五回に西川が今永から勝ち越しの適時二塁打。昨季0勝5敗と苦しめられた左腕の攻略に成功した。

 指揮官の采配もズバリ。「スーパープレーをやってくれた」。八回から守備固めで送り出した三好は、1死三塁で代打・オースティングの強烈な打球をワンバウンド捕球し、本塁へ送球。超美技で失点を防いだ。

 「良いスタートが切れた。こういう集中した野球を続けていきたい」

 昨秋の監督就任時からチームの根幹を「一体感」と言い続けてきた。「野球は一人ではできない。助け合い。それは現役の頃から思っていたこと」。約3カ月遅れた開幕。チーム一丸で乗り越えていく。

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