広島・遠藤 2戦連続不振 3被弾5回8失点初黒星 それでも次も先発起用

 「広島3-8阪神」(5日、マツダスタジアム)

 本拠地の空に描かれた3本の放物線を、遠藤はぼうぜんと見つめた。三回、ボーアの満塁弾に始まり、五回は大山、サンズに一発を浴びた。「ふがいない投球だった」。5回を投げ、3本塁打を含めた6安打を浴び、8失点7四死球で今季初黒星を喫した。

 長距離砲を抑えるために必要だったのは気持ちの強さだ。ボーアの一発は、2ストライク後の真ん中に入ったチェンジアップだった。「甘く入ってしまった。低めに投げる気持ちが足りなかった」と猛省した。

 先発として2試合目ながら、昨季は中継ぎで34試合に投げた。それでも「まだまだ気持ちが甘い。打者に向かって行く姿勢とか変わらないといけない。打ってみろと」。ローテを守り、勝つ投手になるための課題を突きつけられた試合だった。

 「バッテリー間のことではあるけど。真っすぐを、自信を持って投げても良かった」と佐々岡監督。3本塁打はいずれも変化球を捉えられた。指揮官は配球面でも修正を求めた。

 6月25日の巨人戦は5回6安打3失点だった。2試合連続で打ち込まれたものの、首脳陣は次回も先発を託す予定だ。「未熟で課題は山積み。でも変われた姿を見せることが大事」と右腕。1軍でしか味わえない悔しさを、成長の糧としない訳にはいかない。

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