広島ドラ1森下、連敗止める 本拠地初登板…佐々岡監督絶大の信頼!初戦任せた
広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22)=明大=が6日、本拠地初登板初先発となる7日・DeNA戦での勝利を誓った。前回6月28日の中日戦は8回2/3を3失点でプロ初勝利。この日はマツダスタジアムに隣接する室内練習場で最終調整した右腕が、4連敗と苦境に立つチームを救う。
負の連鎖を断ち切れるかどうかは、森下の双肩にかかっている。「勝ちたい気持ちは変わらない。しっかり投げられたらいいと思う」と口元を引き締めた。
ルーキーらしからぬ物おじしない投球で、順調な滑り出しを見せている。2試合に先発して1勝0敗。防御率は1・72でリーグ2位につけている。
本来ならば5日に登板予定だったが、6月30日のヤクルト戦(神宮)、3日の阪神戦(マツダ)が雨天中止になったことで先発ローテが再編された。また前回、136球を投げた疲労も考慮され、中8日での登板となった。
この期間は特に調整法を変えることなく調整を進めてきた。初めてカード初戦を任されることになったのは信頼の証しでもある。佐々岡監督は「完投能力がしっかりしている。(カード)アタマでもいける」と信頼を置く。森下も「そうやって信頼してもらえるように。まだまだ始まったばかりなので、これからもしっかりやっていきたい」と期待に応えていく覚悟を示す。
プロ初登板となった6月21日のDeNA戦(横浜)では7回4安打無失点と好投したが、「今一番打っている打線。一度やっているがまた違うと思う。一つ一つアウトを取っていきたい」と警戒を強めた。
梅雨空での登板。「雨だと滑ることはあると思う。どう投げるかはその時その時で対応したい」と、悪条件下でも安定した投球を心掛ける。
この日は室内練習場でのキャッチボールなどで最終調整した。本拠地初登板初勝利が懸かる一戦。また、4連敗中のチームを救う使命感も同時に背負う。「ホームで投げられることは、ファンの方にたくさん見てもらえる。その中でも勝ちたいという思いはある」と地元での勝利にこだわりを示した。
「投げ切れることが先発としては理想ですけど、後ろにいい投手がいるので先発の仕事をしたい」。背番号18が連敗ストップの立役者となる。