広島・ピレラ 18打席ぶり安打も敗戦に「悔しい」

 「広島1-5DeNA」(9日、マツダスタジアム)

 広島のホセ・ピレラ内野手(30)が、18打席ぶりとなる安打を放った。

 三回2死からの第2打席。カウント2-1から先発の井納が投じた真ん中の133キロフォークを華麗にすくった。待望の一打は左翼への二塁打となった。

2日のヤクルト戦(神宮)の三回に打って以来となるヒットに「一本出て良かった」と安どした。

 この日の試合前練習では迎打撃コーチから指導を受けた。「ここ数試合の反省点や改善点を話した。どうするべきかの助言をもらった。それが一本につながった」。打撃論ではなく、メンタルの持ち方を教わったという。「細かく言うと気持ちの部分。いい試合も悪い試合もある。落ち込まないようにしている。それが安定性につながる。一喜一憂せずに常に気持ちを一定にすることを心掛けている」と気持ちの持ち方を明かした。

 チームの勝利のためには開幕から全試合で1番に座るリードオフマンの活躍が必要不可欠だ。新助っ人は「一本出たが、チームが勝つことができずに悔しい。(打撃の)感触は良くなっている。勝利に貢献できるようにしたい」と再びギアを上げていく。

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