広島 今季3度目サヨナラ負け 新守護神がリード守れず 初有観客試合で5位転落

 9回、大島に同点の中犠飛を浴び、がっくりの菊池保(撮影・金田祐二)
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 「中日3-2広島」(10日、ナゴヤドーム)

 広島が今季3度目のサヨナラ負けを喫し、借金「3」で中日と入れ替わり5位に転落した。延長十回、4番手で登板したフランスアがビシエドにサヨナラ本塁打を浴びた。

 1点リードの九回、新守護神・菊池保が登板。いきなり先頭の井領に中前打を許し、続く京田の投前へのバントを処理した菊池保が二塁へ悪送球で一、二塁。木下が送り二、三塁となり代打石川駿が四球を選び満塁。ここで大島に中犠飛を打たれ同点とされた。

 延長十回、フランスアが1死を取ったものの痛恨のサヨナラ弾を浴びた。

 前回登板の4日・阪神戦(マツダ)で今季最短となる4回8安打5失点でKOされた先発の大瀬良は、7回5安打1失点。七回2死満塁のピンチも代打福田を右飛に仕留め、3勝目の権利を持って降板したが、新守護神がリードを守ることができなかった。

 広島は三回、2死二塁からピレラが右翼フェンス直撃の適時打を放ち先制。同点の六回には2死から菊池涼が左翼席に6月24日・巨人戦(東京ドーム)以来の2号勝ち越しソロを放ったが、勝利に結びつけることはできなかった。

 就任1年目の佐々岡監督にとって初めて有観客での公式戦。敵地ではあったものの三塁側や左翼席には赤いユニホームを着たファンが応援。白星を届けることはできなかった。

 中日は九回に粘りを見せ、初の有観客試合で白星を挙げた。

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