北別府氏 高校野球“教え子”の戦い見守る 敗戦も「いい経験になったと思う」

 約2カ月の入院生活を終え退院し、迎えの車に乗り込む北別府学氏
長女・優さんに車いすを押されて病院を出る北別府氏。(左は)孫を抱く妻・広美さん。
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 1月に成人T細胞白血病を公表し闘病生活に入っていた広島OBの北別府学氏が11日、末梢血幹細胞移植を終えて広島市内の病院を退院した。退院当日、闘病前まで外部コーチを務めていた英数学館が、夏季広島県高校野球大会1回戦を戦った。強豪の広島商に0-4で敗れたが、教え子たちの健闘をたたえた。

 退院前の午前中、携帯アプリで教え子たちの戦いを見守った。退院を祝う白星は届かなかったが「相手が甲子園に行くチームなんでね。ただ、2番手がゲームを締めた。(新型コロナの影響で)対外試合ができない中、久しぶりのゲームで強いチームと当たって勉強になったと思うし、いい経験になったと思う。3年生にとってはいい思い出もできたんじゃないかな」と話した。

 18年5月に英数学館の外部コーチに就任した北別府氏。1年生だった部員が3年生になり最後の夏を終え「3年生になって見られなかったんで申し訳なかった」と謝りを入れるとともに「早く元気になって子どもたちのピッチングを見たい」と、英数学館の指導に意欲を示した。

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