広島がカード勝ち越し 佐々岡監督「つないでという意識を持ってくれた」

 「中日2-7広島」(12日、ナゴヤドーム)

 広島は投打がかみ合い、2連勝でカード勝ち越しを決めた。打線は初回、3番・西川の技あり適時打で先制。三回は4番・鈴木誠が左前へ適時打。七回は西川、鈴木誠、絶好調の堂林に適時打が飛び出して試合を決めた。

 前日は23安打19得点の大勝。大量得点の翌日は打線が湿る傾向がある中で、序盤から得点を奪った。佐々岡監督は「みんなが、つないで、つないでという意識を持ってやってくれた」と攻撃陣の奮起に目尻を下げた。

 先発の遠藤は6回5安打1失点で今季初勝利と先発初白星。指揮官は「よく踏ん張ったね。昨日の床田にしても遠藤にしても、尻に火が付いていた面があったと思うが、プレッシャーの中でよく頑張ったと思う。勝ちが付いて次にまたつながると思う」と評価した。

 週明け14日からはマツダスタジアムで、上位の巨人、ヤクルトと6連戦。「いい形で本拠地に帰れるし、ファンの声援が選手の力になると思うので、また頑張っていきたい」と指揮官。本拠地有観客試合でも白星を収め、地元のファンを喜ばせる。

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