広島・野村が8回無失点で今季初勝利 抑えはフランスアが3者三振 鈴木誠決勝弾

7回、ピンチを脱し、安堵(あんど)の表情を見せる野村(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-0中日」(29日、マツダスタジアム)

 広島が一夜で最下位を脱出した。主砲・鈴木誠也外野手が、一振りで試合を決めた。

 両チーム無得点で迎えた六回、2死一塁で登場。中日先発松葉の高めに入る126キロのチェンジアップをバックスクリーン右に運ぶ9号先制2ランを放った。

 「打ったのはチェンジアップ。祐輔さんが頑張っているので、良い先制点になって良かったです」

 今季マツダスタジアム初登板となった野村は、初回からエンジン全開。五回まで完全試合、六回は先頭の京田をバントヒットで出塁させ、初安打を許したが、後続を打ち取った。8回を97球4安打無失点で今季初勝利を挙げた。

 懸案となっていた九回はフランスアが登板。井領、大島、阿部と3者連続三振で初Sを挙げた。

 試合前の段階で今季は本拠地マツダスタジアムで2勝8敗1分けと結果を残していなかった。

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