広島・野村が快投8回4安打無失点で今季初勝利「ゾーンを広く使って投げられた」

 「広島2-0中日」(29日、マツダスタジアム)

 先発した広島の野村祐輔投手(31)が、8回4安打無失点の快投で今季初勝利を手にした。コースに投げ分ける投球術で中日打線を寄せ付けず、五回まで一人の走者も出さない完璧投球。「ストライクゾーンを広く使って投げられたと思います」。テンポ良く腕を振っての97球は、堂々の無四球投球となった。

 2時間16分の試合時間は両リーグ通じて今季最短。チームは今季32試合目で初の完封勝ちとなった。佐々岡監督は「祐輔らしいピッチングだった」と賛辞を贈り、野村がチームの日本人先発投手では最年長であることを踏まえ「きょうみたいな投球をしてくれれば、投手陣もピリッとすると思う」とさらなる期待を寄せた。

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