広島・菊池涼、完封負け阻止打 打撃復調「一体感という言葉を思い返して」

 「広島1-4中日」(12日、マツダスタジアム)

 5000人の鯉党の声援を受けて二塁を陥れた。八回、広島・菊池涼介内野手(30)が適時二塁打を放ち、チームの完封負けを阻止した。

 0-4とリードされて迎えた八回だ。先頭の松山が中前打で出塁し、会沢の投ゴロで迎えた1死二塁の得点機。柳が投じた2球目の117キロカーブを華麗にすくった。高々と舞い上がった打球は左翼フェンスを直撃。スタンドインまであと一歩の大飛球だった。

 「まだまだ試合数もあるし、みんなこの先というより、目の前の1試合をみんなでしっかり勝利をもぎ取れるようにもう一回、監督の一体感という言葉を思い返してみんなで戦っていくだけです」と言葉を紡いだ。これで3試合連続安打。一時は湿っていたバットが再び息を吹き返しつつある。

 チームは散発4安打で敗れたが菊池涼の意地の一打で今季初の完封負けを免れた。広島は12球団で唯一全試合で得点を挙げており、この日の1点も必ず次戦につながるはずだ。

 9連戦を5勝4敗で終えた。それでも最下位・中日に0・5差に詰め寄られた。佐々岡監督は「借金(5)がある。ひとつずつ返していかないといけない。明日休んで気持ちを切り替えていきたい」と口元を引き締めた。

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