広島・野間 強&積極スイング宣言「しっかりした形で振る」2軍で磨いた打撃発揮

 広島の野間峻祥外野手(27)が14日、積極的なスイングの継続を誓った。8月31日に出場選手登録を抹消され、2軍で打撃強化に取り組んだ時期のテーマはバットを強く振る、小手先での打撃をしないことだった。再昇格後の安打はまだだが、限られた打席で確かなものをつかみ取る。

 原点に立ち返った。短期間ではあったものの、2軍での練習は野間にとって自分自身の打撃を見つめ直す時間になった。もう一度、力強いスイングを-。練習で、試合でバットを振り抜いてきた。

 「狙う球を捉えていく形を、一から見つめ直しました。その場しのぎのスイングではなくて、しっかりした形で振ることです」

 高い潜在能力は誰もが認める。それでも今季は結果が伴っていない。試行錯誤を繰り返しながら、試合になると「どうしても球を『見て、見て』になってしまった。たまたま安打が出たような形の打撃もあった」。8月31日に抹消されるまでの打率は・250だった。

 今月10日に再昇格して以降、打席には立っていない。練習では2軍期間で取り組んだ、軸足に体重を乗せてからのスイングを徹底する。

 レギュラーの西川が離脱中。中堅は長野や成長株の大盛が担っている。肩の強さと広い守備範囲は、野間の大きな魅力。メンバーに割って入る力は十分に持っている。

 「打カウント(打者優位のカウント)で振るのが一番大事だと思う。そこでいかに打っていけるか。追い込まれるまでの打撃で良いものを出せるように」。目先の結果だけにとらわれず、本来の力強いスイングを継続していく。

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